先日、工事中の案件が上棟を終えた。
周囲は隣家が迫り、道路側も電線の束があって、クレーンでの作業が非常にしにくい条件だったが、苦労しながらも無事終えてくれた施工者に感謝したいと思う。
そして、それに引き続き、検査機関による中間検査を受けた。
基礎検査同様、特に指摘事項もなく、あっけないぐらいの検査だった。
経験上、どんな案件でもどこかで苦労する。例外はない。
工事中の検査で書面審査時に指摘されなかったことを指摘されてバタついたこともあれば、建築主との打合せがスムーズに行かなかったこともある。また、計画内容は決まったものの、工事金額となかなか折り合いが付かずに四苦八苦したこともある。
この案件は建築主との打合せはスムーズだった。
施工者とのやり取りも順調だった。
計画内容と金額の調整も多少の困難はあったが、他の案件に比べればかなり順調だった。
だが、設計作業と検査機関とのやり取りで通常の案件の2-3倍は時間と労力を使った。
そのため、私の法則からすれば工事中の現場で困ることがほぼない予定だが、今の所、その法則通りに進んでいる。
この案件は混構造だが、RC造の部分、木造の部分の全ての躯体工事が終わった。
今後は下地、仕上げと工事が進んでいくが、たとえ私の法則通りに進まないことがあったとしても死に物狂いで喰らいついて、なんとしてでも建築主に喜んでもらえる完成を迎えたいと思う。