懸案だったガラススクリーンはほぼほぼ工事が終わり、最終のシーリング工事を行っている。また、建物内部も造作工事や仕上げ工事前の準備に取り掛かり始めた所だ。
ただ、工事は終盤に差し掛かってはいるが、仕上げ工事前にまだいろいろと決定する必要がある内容があり、このタイミングでもまだ建築主とやり取りをしている。今更、大きな変更はないが、それでも当初予定していた内容から一部変更したり、微調整したりする内容は出てくる。
建築主と打合せが始まったのが、約2年半前の2023年の冬。建築主からすればまだ決めなきゃならないことがあるのか、と思われそうだが、設計者である私ですらちょっと緊張の糸が途切れそうなぐらいの長丁場をくぐり抜けてきた感覚はある。まだあるのかとも思う。だが、ここで手を抜くと後から後悔しそうな気がするから、最後まで気を抜けない。事実ではなく、感覚的な内容だが、ここが最後のひと踏ん張りだと思う。これをしっかり対応することで建物の在り様は変わってくると考えている。だから、なんとか建築主にも付いてきて欲しいと思う。きっと素晴らしい建物になるはずですから。
