現場打合せ

設計は打合せを基本とする。ただ、机上で全てが決まる訳ではない。図面やサンプルを使って、これから建てようとする建物の計画内容を詰めていくが、やはり工事中の現場での打合せも必要になってくる。だが、現場打合せを多用しすぎると当初の工事金額から大きく増額してしまったり、工事工程に悪影響を与える可能性が高いので、できる限り机上で計画内容を詰め、最低限の内容を現場で打ち合わせるようにしている。

玄関戸等のハンドルのサンプルをメーカーショールームで借りれることになったが、1本1本が重いので、机上の打合せ時には保留にし、現場で打ち合わせることになっていた。また、植栽計画等も現場を見ながらでないとイメージが付きづらい所もあり、それも現場で打合せして内容を検討している最中である。

設計者である私は平べったい紙の平面図を見ればおおよそ立体は想像できるが、設計の仕事を始めた頃は難しいことだった。建築主からすれば同じことだろう。そのため、最近は机上の打合せ時にも3Dソフトで立体的に打合せするように心がけている。今は3Dモデルや2D図面を書きつつ、建築主にも分かり易いように色付けしたりしているが、何工程も経ることになるので、結構時間はかかる。いつかは1工程でそれが可能になる日が来るのかもしれない。

田中洋平 について

大学で建築と法律を学びました。 大学卒業後は木造の戸建住宅やS造・RC造の事務所や福祉施設等の 様々な構造・用途の建築設計に携わりました。 また現在も、日々、建築と法律の勉強を続けています。 建築(モノ)と法律(ヒト)のプロフェッショナルとして 多様な知識・経験・考え方を通して、 依頼主が望み、満足し、価値を感じる、 一歩先の新たな価値観を提案します。
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