ガラススクリーンの施工途中

ガラススクリーンの施工開始が想定以上に順調だったので、これなら数日で終わるのでは、と思える感じだったが、やはりそうはいかなかった。積み上げるごとに誤差が大きくなったり、ガラスブリック自体が既製品ではなく、今回のための特注なので、モノ自体の誤差もあり、施工スピードが一気に遅くなった。だが、施工者も当初は慣れない内容だったが、続けているうちに少しずつコツが掴めてきたようで徐々に施工の早さが盛り返してきた。

施工開始から4日目に再び現場を訪れたが、半分近く施工が終わっていた。仕事振りが初日に比べれば慣れてきたものの、それでも手間のかかる作業なので、苦心している様子だった。ただ、仕上りはとてもきれいだった。積み上がった後も、シーリングやボルト締め等、他の工事もあるが、なんとなく終わりが見えてきたので、気持ち的にほっとした。

この建物はいろいろな個性的な部分があるが、それでもこのガラススクリーンが最も重要なこの建物の個性の部分なので、その実現性が見えてきたことは心からうれしく思えた。ただ、ガラススクリーン工事が終われば全てが終わりでもないので、この建物がしっかりとした完成を迎えられるように今後も気を引き締めて現場監理を行っていこうと思う。

田中洋平 について

大学で建築と法律を学びました。 大学卒業後は木造の戸建住宅やS造・RC造の事務所や福祉施設等の 様々な構造・用途の建築設計に携わりました。 また現在も、日々、建築と法律の勉強を続けています。 建築(モノ)と法律(ヒト)のプロフェッショナルとして 多様な知識・経験・考え方を通して、 依頼主が望み、満足し、価値を感じる、 一歩先の新たな価値観を提案します。
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