工事中の現場は建物は去年の年末にほぼ終わっていたが、最後の植栽工事を年明けから行ってもらっていた。その植栽工事も終わり、最終の現場確認で訪れた。
コート1とコート2の2か所を和と洋の雰囲気で大きく分け、それぞれに適した植栽を建築主や造園屋との打合せで方向性を決めて樹種等を決めていった。完成した様子を見て、画竜点睛、植栽が入ったことで建物がようやく完成した、という実感が湧いてきた。今回初めて依頼した造園屋さんであったが、質問あれば逐一連絡を入れてくれて、また現場打合せでは建築主意向を踏まえつつ、提案もしっかりしてくれて当たり前と言えば当たり前のことだが、この仕事をしてきてその当たり前のことが当たり前ではないことが身に染みている私からするとまたお願いしたいと思える仕事振りだった。
来週にはようやく建築主への建物の引渡しの予定。3年かかって申し訳ないと思いつつ、振り返ってもそのどの時間のどれをとっても重要な時間だったと思う。今年の春で私も設計事務所を始めて丸10年。それを記念すべき建物の設計と完成だったと胸を張って言えることを私自身がうれしく思う。そして、何よりこれからの10年、20年と建築主がこの家で快適に暮らしていけることを心から願う。
この建物と次に会えるのは今年の春過ぎ頃に撮影でお邪魔する時になる予定である。今回は初めて動画撮影もプロに依頼するので、今からその動画も楽しみである。