作業の合間にネットニュースを見ていたら見覚えのある顔が。建設学科の同級生だった。ここしばらくは会っていないが、大手ゼネコンの設計部で頑張っており、このネットニュースの記事では先日の万博で会社を代表してインタビューを受けていた。
彼は私と同じく純粋な建設学科生ではなく、彼は大学入学時は土木系のクラスに所属していたが、その後、一念発起して建築系へとなんとか転向することができた。さらに努力を続け、彼は卒業設計で最優秀賞を受賞していた。
一番覚えていることといえば、卒業設計の製作で誰もが徹夜続きで提出期限が迫る中で精神的にも肉体的にも疲弊している時に、彼から急に来てくれと呼ばれたと思ったら、彼は模型を指差し、「ここから見たら最高なんだよ。」と目を輝かせて設計趣旨を説明しだした。心の中では、その模型や設計趣旨はどうでもよく、お前のその心意気が最高だよ、と言ってあげたかった。
その後、彼は大手ゼネコンの設計部で何万㎡、何十万㎡という大きな建物の設計を行い、私の方は地元の設計事務所で経験を積んだ後に個人事務所として、細々と設計を続けている。時折、直接会った時や人づてで彼が設計業界の第一線で頑張っている話を聞きつつ、私は、私は、と思う所はゼロではないが、いつか彼が驚くような設計を行いたいと考えている。規模もやっていることも全く違うが、その心意気だけなら負けないと考えているから。だから、次に会う時はお互いのその心意気が感じられる近況でも話せればと思う。