表札の一位

建物を引き渡す時に場合にも寄るが、記念のものをプレゼントすることがある。予算や建築主の好みやタイミングによって渡したり渡さなかったりもあるが、今までにシンボルツリーや照明をプレゼントしたことがある。そして、もう少しで引き渡す建築主との打合せの中で表札の話が出て、優先順位で言うとそこまでではなかったが、金額的にもプレゼントするのにちょうど良い感じがしたので、樹種の希望を聞いた上で建築主好みの表札用の銘木を探すことにした。

表札用の一位の銘木

探し始めると意外とないもので、テーブルに使うような銘木を扱う会社は多いものの、表札の銘木を扱う会社は稀だった。ただ、これはと思う会社や取扱い樹種を参考に北は北海道から南は福岡まで建築主が気に入るような表札用の銘木を探した。そして、ようやく京都の銘木を扱う会社から参考画像を取り寄せ、建築主にも確認した上で購入した。建築主の知り合いに書道家の先生がいるらしく、その書道家に書いてもらう予定である。

表札と言えば外構工事の一部でしかなく、カタログから選ぶことがほとんどだが、銘木の表札で、かつ、書道家の字でそれを製作するというのは初めてなので、表札がかかった家の完成形も楽しみだ。

田中洋平 について

大学で建築と法律を学びました。 大学卒業後は木造の戸建住宅やS造・RC造の事務所や福祉施設等の 様々な構造・用途の建築設計に携わりました。 また現在も、日々、建築と法律の勉強を続けています。 建築(モノ)と法律(ヒト)のプロフェッショナルとして 多様な知識・経験・考え方を通して、 依頼主が望み、満足し、価値を感じる、 一歩先の新たな価値観を提案します。
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